塾経営、塾の起業コンサルタントが語るブログのトップへ戻る
« カルロス・ゴーン || お正月 »

大衆教育社会では、学歴以上に求められるものがある!

ブラジル…学生急増、夜間講義が人気
(2012年1月5日読売新聞)

○新興国ブラジルで近年、大学生が急増している。
中でも、働きながら私立大学の夜間部に通う学生の増加が顕著だ。
好景気を背景に、「自己投資」を惜しまない人が増えているようだ。

○教育省によると、2010年の同国内の大学は2377校。
01年の1391校から71%増えた。このうち私立は01年比74%増の
2099校。
同時期に私立の学生数は、209万人から2・3倍の474万人に急増して
いる。

○特に伸びが目立つのが、商業施設やバスターミナルの近くなど交通の便が
よい場所にキャンパスを構え、主に夜間に講義を行う私立大だ。

○その一つ、ウニグランヒオ大学を訪ねた。
リオデジャネイロ近郊ウケデカシアス市のキャンパスは商業施設の真横にあ
る。
午後7時すぎ、会計学の教室をのぞくと、20代後半とおぼしき学生らが真
剣な表情で講義に聴き入っていた。

○同大の学生数は、01年の1万人(キャンパス数3)から、今や2万60
00人(同12)に増加。
ジョゼ・ロルデロ副学長(47)が、「うち6000人が経営学部。勤め先
ですぐに役立つ知識を求める学生が多い」と解説してくれた。

○私立大の増加には、政府が01年頃から規制緩和などで私学の拡充を図っ
ていることも影響する。
経済成長を持続させるため、質の高い労働力を育成するのが狙いだ。とはい
え、01年当時、約9%だった大学進学率は、今でもやっと約14%。
約50%の日本など先進国とは比較にならない。

○課題も少なくない。教育評論家のシモン・シュワルツマンさん(72)は
「急激な需要増で教員が不足し、講義内容や学生のレベルが低下した。質の
改善が必要だ」と指摘している。(ウケデカシアス市で、浜砂雅一、写真も)

私のコメント

◇社会階層を上昇するためには、国が用意してくれた学歴の階段を上ること
が必要なのだ。
ブラジルの大学事情のこの記事は、このことを良く表している。
しかし、日本のように大衆教育社会になると(=大学進学率が50%を超え
ると)、学歴だけではなかなか社会階層を上っていくことができない。
学歴と言うメリトクラシー(業績主義)だけでは、社会の中で成功すること
はできなくなってくるのだ。

◇だから、日本では、メリトクラシーを超えたハイパーメリトクラシー(超
業績主義)が今求められている。
ハイパーメリトクラシーとは、ペーパー試験では表すことができない、人間
力(=コミュニケーション能力・状況適応力・判断力など)といったものだ。
やっと学歴(学校歴や学習歴)だけではなく、総合的な力が日本では求めら
れるようになった。

◇こういう社会の状況を考えると、如何に日本の教育は、学力だけの議論が
多いことか。
あたかも学力を付けることが目的であるような教育論が多いことか。
教育は、学力を付けることが目的ではない。子どもたちが、自分の目の前に
ある課題に逃げずに取り組んでいけるようにすることが、教育の目的だ。
子どもが自分の課題に自主的に取り組めるようになること、これが、私たち
が求める教育だ。
その結果、学力が付随的に付いてくるのだ。
大衆教育社会で必要なことは、学力を目的とした教育ではなく、社会の構成
メンバーとして子どもたちがしっかり生きていけるような能力=人間力を付
けていく教育だ。

+─────────────────────────────────+
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
+─────────────────────────────────+

塾の起業、経営に役立つMBAのメルマガへの登録はこちらから

MBAをお気に入りに追加する 塾経営のサクセスネットMBAのホームページはこちらへ

カレンダー

2012年01月
Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
塾の起業、塾経営についてお電話ください。045-651-6922まで。