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必修化初年度を振返ろう 4

「文字指導には『英語嫌い』を発生させる罠が潜んでいる。」の第二弾です。

前回は鏡文字の存在自体と児童が無意識で鏡文字を作ってしまうことの2点
に留意する必要があることをお伝えしました。

今回は、小文字を学ぶときにだけ起こる『罠』です。
それは、アルファベットの小文字には高さが異なるものが存在するのだとい
う点です。

このことを説明するために、日本語との比較で考えてみましょう。

日本語の文字は四角のマス目に書き込むことが可能です。
それゆえ、原稿用紙に記入することができます。

アルファベットはどうでしょう。
大文字は全て原稿用紙のマス目に書くことが可能ですね。

さて、小文字はどうですか?
"a"をマス目に書き込んだとします。"b"は"a"の2倍の高さがあるのですが、
それを"a"のサイズに合わせて書こうとすると、マス目は2段必要になりま
す。
"g"はどうでしょう。今度は下のマス目と合わせて2マス必要になります。
全てを書き入れた後に、それらを切り抜いて正しい高さで並べることはでき
ますか?答えは「否」です。
なぜなら、文字の底辺の規準がわからないからです。

ペンマンシップのノートでは1本の赤い線があり、その上に2本、下に1本
の線があります。この赤い線が文字を書く基準になっているのです。

すでに文字の形や高さを習得している大人には不思議ではないことも、初め
て英語の文字を書くことを学ぶ子どもたちには、実は大変な作業なのです。

どうですか。「アルファベットは26文字しかないから簡単だよ。」と言う
先生がいますが、それは児童にしてみると、とんでもない発言としか思えま
せん。
26文字の大文字と26文字の小文字があるのです。
そして、日本語にはないさまざまなハードルを理解しないと、明確な記憶に
到達しないのです。

英語の困難さは、こんなところにも潜んでいるのだ、ということを認識して
ください。


次回は、アルファベットの音と文字との関連についてです。

Mutual Understanding & Cooperation.

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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