教育目標は長期的な視点に立って作っていくものだ!
条例案「首長が教育目標」 松井知事・橋下市長が明言
(2012年1月26日朝日新聞)
○松井一郎大阪府知事と橋下徹大阪市長は25日の府市統合本部会議で、
2月議会に首長提案する教育基本条例案に、教育目標の最終決定権者を首長
と定める条項を盛り込むと明言した。
政治が教育に直接介入することを懸念する府教委は「首長が教委と共同作成」
と対案を示したが、知事らは「決定権者があいまいになる」として譲歩を拒
んだ。
○政治と教育が一体化した戦前の反省から、首長の学校教育に関する権限は
限定的に定められており、首長が教育目標を決定する仕組みには、文部科学
省が地方教育行政法に抵触する可能性を指摘している。
○だが橋下氏は「首長と教委が教育目標を共同作成するとなれば、両者の意
見が対立したら何も動かない」と発言。
松井氏も同調し、条例案では、首長は教委と協議して、教育振興基本計画の
中で教育目標を決めるという条項を盛り込むとした。
私のコメント
◇大阪府の教育基本条例案は、教育委員会制度を抜本から改革する条例案だ。
学校教育の堕落は、教育委員会の在り方が問題だったのだろうか。それとも、
教育目標を推進するパワーの問題なのだろうか。
橋下市長は、多分、教育目標を創った人間が、全ての面で責任を取るべきだ
と思っているのだろう。
そうした方が、教育目標を達成しやすいからだ。
◇これはこれで正しい考えだが、しかし、首長が変わるごとに教育目標が変
わってしまえば、教育現場が右往左往するようなことになる。
そうなれば、国の教育基盤を壊しかねない。
◇現に、この20数年、文科省が考えた学習指導要領のコンセプトは、右往
左往した結果、義務教育は、大きくその教育力を後退させた。
世界に誇っていた日本の教育は、今は誰も振り向くことはない。
教育方針が、猫の目のようにくるくる変わったことによる弊害が、現に目の
前にあるのだ。
◇記事にあるように、政治と教育の危険性は、ここでは書かないが、教育の
基盤を損ないかねない危険性を指摘したいのだ。
教育目標は、長期的な視点に立って決めていくものだ。
そのことをよくよく考えてほしい。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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